亜鉛は必須ミネラルの一種で、DNAやたんぱく質の合成に大きく関わり、成長や発育といった役割をする成分ですが、不足すると毛母細胞が分裂せずに毛髪がしっかりと育たずに薄毛や抜け毛が起こってしまいます。亜鉛は薄毛治療にも使用される有効成分ですが、髪に必要なビタミンやミネラルはストレスや乱れた生活習慣、バランスの悪い食生活などによって失われてしまうため、現代人には不足しがちです。全てのタイプの薄毛に効果があるわけではなく、摂取することで症状が改善する場合があるということです。男性型の薄毛の原因は、男性ホルモンと5αリダクターゼという酵素が反応することでできるジヒドロテストステロンが原因と言われており、生え際の抗体やM字型の薄毛が起こりやすくなります。
ジヒドロテストステロンが原因で起こる薄毛治療にはプロペシアなどの内服薬が使用されますが、副作用が起こりやすいという特徴があります。しかし、亜鉛はプロペシアなどの内服薬と同様にジヒドロテストステロンの生成を阻止する上、副作用が起こることもないため、体に負担をかけることなく安全に薄毛治療が可能です。亜鉛は、多くの食材に含まれていますが、特に魚介類や肉類、穀物類、イモ類などに多く含まれており、バランスのよい食事を摂っていれば不足することはほとんどありません。不足が心配な場合は、サプリメントを服用することで体質を改善しながら薄毛対策をすることも可能です。